本当は「いいこと」を無理やりにでもかき集めたブログにしたいと考えていました。
以前のブログでは社会問題に関することを書いてしまったりしていたので。
このブログを始めて数か月。
記事を書かなかったことになっている日は数日あります。
疲れてしまった日と、とても書けないと思った日。
そのうちの1日が4月14日。
id:kihaseason2015さんのこの記事と
id:levitesさんのこの記事。
お二人の記事を読んで、
きっと書く機会はないと思うので、こんな記事を書こうと思いました。
私が初めて東日本大震災後に宮城に入ったのは、7月だったと思います。
震災直後に自分にできることなど無いと考えていたからです。
それでも、はじめて入った被災地の爪痕に「これは夢なのではないか」と本当に思うほど、目を疑う光景が広がっていました。
バスの中では比較的軽い被害ですんだという方(ご自身も被災者)の話が少し聞けました。その中で「もう一生宅急便しか使わない」という言葉が忘れられません。
何よりも早く配達を開始してくれたクロネコのトラックが本当にありがたかったといっていました。
ボランティアをしている間は感情を捨てて黙々と作業に没頭しないと、目にした景色から想像される様々な感情につぶされそうな気がして、無心で作業をしました。
ボランティアが熱中症で倒れる理由はゴーグルやマスク等のフル装備に加え、機械のように働くことこそが自分の支援の形と思ってのことなのだと、自分が体験して思いました。
ボランティアをした後、川沿いを歩いてバスまで戻る途中、1階を流されたものの2階はかろうじて浸水せず暮らしているおばあさんに「ありがとう」と言われ、とんでもないですよ。と答えるのが精いっぱいで励ましの言葉もかけられず、こちらこそありがとうございますと思ったのを覚えています。(言葉に出したと思うのですが、覚えていません)
結構おかしなことをまじめに思ったりしました。
鉄人28号の歌をたまたま聞いて「だれか作ってください」と思ったり、
東京都庁やフジテレビ本社、東京ビックサイトがロボットになり有事の際には活躍するなら、それは今だと思ったり。
その後、復興支援の事業に携わったり、ボランティアをしたりしましたが、AKB48のみなさんが度々東北を訪れて、たくさんの方を励ました事実を見聞きして、アイドルの力ってすごいなと思いました。
即効性がある。
仕事だからとかイメージアップ戦略だとか言われてましたが、バスで東京から何時間も揺られてくるだけでも重労働ですよ。
そして、涙を流す子供たち(と大人)。
AKBすごいなと本当に思いました。
私にはできないことだから。
話がずいぶん逸れましたが、阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本地震。全て地域も状況も異なりますので一概には言えないと思います。
SNSがあたりまえに発達したおかげで、いろんな方が「なにかしなければ」と思い、行動を起こしています。
NPOなども我先にと現地入りしています。
テレビ局も我先にと現地入りしています。
自衛隊や行政の邪魔にならぬこと、ボランティア同様自給自足することなどが最低限のルールです。
(弁当やガソリンを現地調達するなど緊急時支援妨害罪とか立法して捕まえていいんじゃないか)
ヤマト運輸も動き出してくれることでしょう。
私たち普通の人達の出番はこれからです。
東北でいろんな地方のパトカーが走っていたそうです。
全国からガスの修理屋さんが集結してくれたそうです。
一人ができることには限界があります。
でも、いろんな人を信用して託すことができないで、自分ができる時に活躍すると言ってもだれも信用してくれないでしょう。
それぞれのみなさんの活躍の場を選んで、
結果、力が合わさっているといいと思います。
大学で経営論を教えてくれた先生が阪神淡路大震災の後、復興支援に携わっていた方でした。震災直後の映像を見せてくれ、切ない話から、復興に至る困難やその過程を経営論よりも深く教えてくれました。
その時、やはり人の力が大きいと聞きました。
地方再生もその先生の範疇だったのですが、やはり地域の人だと言っていたと思います。(うろ覚え)
出番が来たと思ったら、それぞれの活躍の時にそれぞれがそれぞれの活躍をしましょう!
東北とともに熊本大分も息の長い支援を続けたいですね!