(*'▽')ノ こんにちは!
今日は神々の国出雲へお参り旅行した旅行記その④です。
「命主社(いのちぬしのやしろ)」と「真名井の清水」です。
アクセス
どちらも出雲大社から東へ徒歩で10分しない距離だったと思います。
出雲大社へお参りした後、その足で参拝へ行くといいと思います。
ただ、住宅地の中にあるのでお静かに。
自動車では行けません。
出雲大社から東へ出てこの道をまっすぐいくと
道しるべがあります。
まっすぐ行くと「真名井の清水」
左へ曲がると「命主社」です。
左へ曲がって行くとこんな感じ。
奥に命主社が見えます。
命主社
命主社=いのちぬしのやしろ
正式名称は「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」
ご祭神
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
命主社の御由緒
神皇産霊神(かみむすびのかみ)は天地開闢(世界のはじまり)の造化三神の一柱であらせられる神様です。
出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)に危難が訪れた際は、常に護ることで国づくりという大国主命の大業を助成しました。
下記の記事のお話の中で、大国主命を生き返らせる神魂命(カミムスビ)はこの神皇産霊神(かみむすびのかみ)のことです。
巨岩の前に建てられていることから、古代の磐座(いわくら。神の御座所。自然の巨石をさす場合が多い)が神社に発展した例として貴重な神社です。
ムクノキ
命主の社の前に、推定樹齢1000年といわれるムクの巨木があります。
高さ17m、根本回り12mもあり、板状の根が発達し、2m近くも根上りした見事な巨木で、昭和51年(1976)に島根の名樹に指定されました。
銅戈・硬玉製勾玉
寛文5年(1665)の出雲大社御造営にあたり、命主社の裏の大石を石材として切り出したところ、下から銅戈(どうか)と硬玉製勾玉(こうぎょくせいまがたま)が発見されました。
銅戈は銅鉾(どうほこ)、銅鐸(どうたく)と並んで弥生時代を代表する青銅器ですが、勾玉と一緒に発見されたことは注目されます。
銅戈は北部九州産、硬玉製勾玉は新潟県糸魚川産の可能性が高く、この時代に北部九州、北陸と交流があったことを物語っています。
2つの遺物は、天孫系三種の神器のうち、剣と玉にあたり(あと1つは鏡)、これが出雲大社の近くから出土したこともあって昭和28年(1953)に重要文化財に指定されました。
出雲大社の宝物殿に展示されています。(古代出雲歴史博物館にも複製が展示してあります)
なかなかこんな大きなムクノキを見ることはないと思います。
大きさだけでも圧巻ですが、この大きなムクノキが日本の古くからの世の移ろいを見てきたと思うと、命主社とともに在ることもあって、大きな神秘的な力があるような気がします。
国づくりをした神様を助けてきた神様。
お力ありそうですよね。
出雲に行ったらぜひ出雲大社とともにお参りください。
命主社を後にして、曲がった場所へ戻りまっすぐ行くと真名井の清水があります。
真名井の清水
真名井の清水ご由緒
真名井の清水は昔から出雲大社の神事に関わる神聖な清水とされてきました。
特に十一月二十三日の古伝新嘗祭の祭事中、国造の寿齢を伸ばす「歯固めの神事」にはこの真名井の清水の小石を用いる習わしになっています。
「神水」として遠くからこの水を汲みに来る人も多く、「島根の名水百選」にも選ばれています。
立て看板より
古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)とは
11月23日に行われる、秋の実りを喜び神恩感謝を捧げる「献穀祭」の後、
宮司が神恩を感謝し、穀物を神前に供え、自らも食して国家繁栄、五穀豊穣を祈念する神事。
夜に入って、すべての灯りを消して、わずかに灯芯の火明かりをたよりに執り行われます。相嘗の式が了り、歯固め式(歯固めの神事)のあと、宮司の百番の舞が納められます。これは神性国造への蘇生の重儀といわれています。このあと、御釜の神事に移ります。
禰宜(ねぎ)が稲束と瓶子とを竹のほうの先に振り分けて荷い、青竹を杖として「アラタヌシ」と賀詞を唱えながら御釜の周囲を三回廻ります。この神事は新穀の豊熟を歓喜し、これを宇迦之神霊(うがのみたま)に献って報恩感謝の誠を捧げる儀式です。
ご祭神
弥都波能売神(みづはのめのかみ)=日本を代表する水の神様
注意
真名井の清水の水は飲めません。
こんな神様の近くに暮らしている人達がいることがすごい気がしました。
こちらに住まわれている方々のご先祖のご先祖は神様と一緒の時代にいたかもしれないのですものねー。
さすが神秘の国島根。
明日もいいことあるといいな。
では。