(*'▽')ノ こんにちは!
昨年となりますが、たまたま「お休みと天気と行きたい気分」が重なって、京都奈良のパワスポ旅行ができました。
玉置神社という行きたくても行けない「呼ばれないと」たどり着かないといわれる神社が気になり重い腰を上げて行くことにしたのがきっかけです。
そんな始まりから、昔々に行きたいと思っていた「天河神社」へもお参りすることができました!
ミステリー小説「浅見光彦シリーズ」はご存じでしょうか?
2時間サスペンスのテレビドラマとしておなじみだと思いますので、一度はご覧になったこともあるのではないでしょうか?
主役の浅見光彦役には水谷豊さんや榎木孝明さんや辰巳拓郎さん、中村俊介さんに速水もこみちさんなども演じられています。
(個人的には中村俊介さんがイメージに近いです)
その浅見光彦シリーズで映画化されたのが「天河伝説殺人事件」です。
中森明菜さんの「二人静」もヒットしましたね。
この物語の中で鍵となる場所が「天河神社」です。
物語の紹介はこの辺にするとして、現代においてもかなり参拝困難で、ちょっと検索すると「呼ばれないとお参りできない」という言葉も目にします。
実は中高生の頃、三毛猫ホームズから推理小説にはまり、とうとう浅見光彦シリーズへと触手を伸ばし、当時刊行されていたものすべてを読み漁りました。
旅情ミステリー?とはちょっと違うのかもしれませんが、天河神社に行きたかったのを思い出します。調べた結果とんでもなく遠かったので驚きました。
大人になってからも、たまに思い出して行き方を調べては断念していました。
が!なんと今回行く機会に恵まれました!
実はこの後に伺う「玉置神社」への行き方を調べていて偶然「天河神社」の文字を発見!急遽予定に組み入れたのです。
まさに「呼ばれ」ました!
その天河神社、古くからかなりのパワースポット(聖地)として有名であることと、芸能の神様であるということから著名な有名人から一般の方までたくさんの方々の信奉を集めているようです。
ではまずはアクセス方法。
アクセス
地図を見ていただくとわかるように、かなり山奥にあります。
私は近鉄吉野線下市口駅近くからレンタカーで行きましたが全てカーナビ頼りでした。途中までは一般道なので大丈夫ですが、途中から細いクネクネ道となり、ぽつぽつとあるコンビニなどに立ち寄ったりしながら集中力を休ませつつ行ったので、結果的に2時間から3時間くらいかかった気がします。
ですので自動車運転を普段されていない方はやめたほうがいいと思います。
ただ・・・
公共交通機関だとさらにかかるようです。なんかすみません。
(この辺が呼ばれないと行けないということなのかもしれません)
境内
やっとのことでたどり着き、駐車場へ車を置くと社務所があり、その前に広い場所があります。
右手の橋のところに手水舎があります。
真ん中の鳥居をくぐって階段を登ると五社殿と本殿があります。
五社殿
鳥居をくぐり拝殿・神楽殿へと続く階段の途中に五社殿があります。
写真右手より
龍神大神・大将軍大神・大日孁貴大神・天神大神・大地主大神
との看板がありました。
神楽殿
階段を登ると、拝殿の正面に神楽殿があります。
天河伝説殺人事件では能を舞う舞台とされ、映像化されたものにも登場しました。
天河社には能面・能装束多数が現存します。いづれも桃山文化財の逸品として世に知られ、過日アメリカメトロポリタン美術館で催された「日本桃山美術展」へも、数点が出品され国際的にも人々の人気を集めました。
能面三十一面、能装束三十点外に小道具、能楽謡本関係文書多数は室町から桃山、江戸初期にかけ我が国の能楽草創期から成熟期にかけてのものばかりで能楽史上稀有のものとして文化的価値のきわめて高いものです。
そのうちの一、二を紹介しますと能楽の創始者世阿弥も使上したと思われる、「阿古父尉」を始め、江戸初期面打ちの第一人者山崎兵衛が打った猩々面、長谷寺所蔵のものと一対になっているといわれる「三番隻」・「黒色尉」又能装束には文禄三年三月豊太閤が奉納したといわれる絢爛豪華な唐織などがあります。これは、天河社が能楽の発祥の頃より深く関わってきた、芸能の守り本尊であることの証といえましょう。
飛鳥時代よりあると云われる天河神社の想像もつかない歴史の重さを考えると、この場所に行ったというだけで、なんとなくすごいパワーに触れた気がしました。
拝殿
神楽殿の正面に拝殿があります。
真っ暗なので、前に立つと照明が点きます。
飛鳥時代から信奉を集め、さらには弘法大師も訪れたそうです。
ご祭神
・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
※市杵島姫命は辨財天様としても信仰されております。
・熊野坐大神
・吉野坐大神
・南朝四代天皇の御霊
・神代天之御中主神より百柱の神
ご神徳
・水の大神
・弁舌・才智の大神
・音楽・芸術・芸能の大神
・財宝の大神
辨財天は、川の流れの妙なる様を神格化したとされる、古代インドのサラスヴァティー神であり、その本来の神徳は水の神、そして、水せせらぎの如く素直で妙なる弁舌や音楽の神であり、日本の古代より行われてきた水神の信仰とも結びついています。
後に転じて「財を弁ずる」商売の神としても信仰されるようになりました。
琵琶山の底つ磐根に立ちませる神と従神十五の督のことが修験の著名な文献「日本正法伝」天河祭祀のくだりに日本辨財天勧請の創めとして掲載されています。これは天河大辨財天が本邦弁才天の覚母であるということなのです。そしてその加持法力は広大無辺十五の督によってことごとく伝えられ、信心帰依の善男、善女へ授けられる福寿のこと夢疑うなかれとされています。
天河神社HPより
五十鈴
とても特徴的な5つの鈴がくっついた形の「鈴」。
天河伝説殺人事件の作中でも鍵となりました。
五十鈴(いすず)は、天河大辨財天に古来より伝わる独自の神器で、天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、岩屋戸の前にて舞を舞われ、神の御神力と御稜威をこい願われたことによって、岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられています。
特に芸能の世界にいあっては天宇受売命にあやかって、殊の外御精進あそばされる方々(俳優、舞踊、歌手、ラジオ、テレビタレントなど)は、同床共殿のあり方と精神にてこれを奉載され、この三魂(みむすび)の調和統一に意を用いられ、芸能技芸練達の器教とされますことを切に祈るものであります。
この五十鈴の特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ、●「いくむすび」
●「たるむすび」
●「たまめむすび」
という魂の進化にとって重要な三つの魂の状態(みむすびの精神)をあらわしています。
この五十鈴の清流のような妙なる音の響きによって、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてきます。
特に芸術・芸能の世界で精進される方々(俳優、舞踊、歌手、ラジオ、テレビタレントなど)が、天宇受売命の故事にあやかり、これを奉載され、この三魂(みむすび)の調和統一に意を用いられ、芸能技芸練達の器教とされております。天河神社HPより
おわり
玉置神社への行き先を見ていて偶然発見した天河神社の文字!
通常は和歌山県側からのアクセスしか紹介されていないので全く気がつきませんでした。
とてもありがたかったです。
実は五社殿の他に石が3箇所あるはずなのですが、2箇所しか写真に無く紹介できませんでした。
1箇所目は五社殿の前。
2箇所目は階段の右側
3箇所目は裏参道の途中にあると看板にありました。
とても貴重な体験をした天河神社。
パワーがあるかどうかはわかりませんが、少なくとも嫌な感じはしなかったので良かったです。
機会がありましたらぜひお参りください。
明日もいいことあるといいな。
では。