このニュースに触れないわけにはいかないでしょう。
日本という国は良い国なんだと思います。
他国に住んだこともないし、見たり聞いたりした情報では情報のみの客観的か、書き手の主観的な感想しか目にできませんので。
でも・・・
どうなのかな。
年間3万人が自殺で命を自ら終わらせてしまう国。
震災で1万人の方が亡くなって、さらにたくさんの方が心を痛め、「絆」という言葉をたくさん目にし、震災の現場ですら他人を思いやり、秩序をもっていたという日本。
でも、3万人が自死を選んでも一時のニュースで過ぎ去っていく。
人身事故で遅延。
私も含めほとんどの人は、人身事故で遅延したというその理由よりも「遅延」という事実の処理(乗り換えや振り替え乗車)に気をまわしてしまい、遅延した理由である人身事故によって失われた命やその背景など思いもしません。
でも、それが自分の近くにいる人だったら。
愛する人だったら。
逃げることは悪いことではない。
最近そう聞くことも多くなりました。
でも、逃げれるような人はもっと早くに逃げているのです。心を壊す前に。
コンプライアンスが当たり前と言われるようになりましたが、どこの国の話でしょうか?
労働基準監督署がしっかり仕事をして、少なくとも人権侵害に該当するセクハラパワハラや残業の強要などを調べ上げ、営業停止処分や多額の賠償と罰金、管理監督者の禁固刑を課すなどしなければならないのではないでしょうか。
そんなことやったら会社はつぶれる。
潰せばいいんです。
社員という奴隷の上に成り立つ企業など害悪そのもの。
そのつぶれた会社にとって代わって別の健全経営の会社がシェアを伸ばせば何の問題もありません。
それで自殺者が増えるとしてもそれは別の話。今度は純粋に再雇用の問題解決に注力する政策をとり、労働者や企業は生きる道をしっかり確保するために本当のコンプライアンスを推進する。
少なくともこんな悲しい事件は無くなる。
いまだに法律を根拠にものを言うと鼻で笑うような意見を見聞きする。
その鼻で笑う法律に守られているというのに。
まずはその法律を笑う文化を一掃するために、労働法規の番人として労働基準監督署には徹底した意識改革を望みたい。
っていうか、世論の後押しが必要なんですけどね。
それでは。